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法皇キャビアフィッシュHOUOU CAVIAR FISH

養殖場の写真

養殖場

愛媛県四国中央市は、瀬戸内に面した自然豊かな地域です。温暖な気候と法皇山脈の湧水で潤うこの町で、約4500匹のチョウザメが育てられています。
養殖場では、キャビアフィッシュの成長をあおることなく、ゆっくりと丁寧に育て上げることで、キャビアフィッシュにとって、ストレスのない環境づくりを心掛けています。

法皇山脈の湧水の写真

法皇山脈の湧水

愛媛県四国中央市は「宇摩(うま)」と呼ばれていた地域で、旧石器時代からの歴史があります。法皇山脈と呼ばれる山々と、豊富な魚が獲れる燧灘(ひうちなだ)、ダムを水源とする銅山川(どうざんがわ)など、水資源が豊富な地域で、特産品は、手すき和紙などの紙加工品や新宮茶、地酒など、どれも豊かな水から生っています。そんな地域の生活用水としても活用されている湧き水を利用して、人々の身体に良い安心安全な食材の生産を目指し試行錯誤した末辿り着いたのが、強靭な生命力を持つチョウザメの養殖でした。

日本生まれの国産キャビアの写真

日本生まれの国産キャビア

チョウザメは抱卵するまでに、実に8年~10年の養殖期間を必要とします。それほどの長い時間をかけて、やっと採り出されるのがご存じのキャビアです。キャビアは「黒いダイヤ」と呼ばれ、ヨーロッパでは高級珍味として珍重されてきました。
日本で生まれ育てられた国産チョウザメと、それから採れる国産キャビアは今、世界中の注目を集めています。チョ ウザメの身肉は「キャビア・フィッシュ」と呼ばれ、キャビア同様、海外では高級食材として愛されてきました。現在では日本でも少しずつ食べられるようになり、様々な料理に使われています。

いけすの写真

長い時間をかけて

チョウザメの身肉は、食べられるようになるまで、2~3年かかります。この時点で、雄雌の判別作業を実施し、雄は食肉製品として加工へ、雌は抱卵を目指し育成します。弊社では、食肉用 の個体は3kg超えのものを使用、一番おいしいタイミングでお召し上がり頂けるよう、加工し、お届けしています。

料理の写真

高級食材としてのキャビアフィッシュ

ヨーロッパでは古くから王様や皇帝に高級食材として献上されていたキャビアフィッシュ。「高タンパク」「低脂肪」「低カロリー」という特長に加え、コレステロールを下げる働きをする高度不飽和脂肪酸、疲労回復が期待できるLカルノシン、アミノ酸など、多くの栄養素を併せ持っています。
西洋料理では、キャビアと共に食材として広く使われています。コクのある脂がしっかり乗った身はふくよかですが、さっぱりとした淡泊な味わい。日本ではキャビアのみが高級食材として珍重されていますが、身肉そのものもプロのシェフを中心に注目され始めています。